今までの仕事が無駄になる

福音メッセージ

アメリカ合衆国が西北部を開発しているとき、ある経験に富んだ技術者がいました。彼は二つの山にまたがる橋を建設する担当者でした。数ヶ月が経ち、完成間近のとき、あと約一、二時間ですべての工程が完了するところまでやってきました。その技術者は職人たちにその日の遅い時間に戻ってきて、残りの部分を早く終わらせるように求めましたが、職人たちは応じませんでした。技術者は言いました、「あなたがたが戻って来るなら、一時間の工賃につき一日分の工賃を支払います」。職人たちは答えました、「できません。わたしたちには約束があるからです」。技術者は切に懇願して言いました、「戻って来てください。一時間を二日分として計算します」。職人たちは、なお戻りたくないと考えていましたが、技術者がなぜこのように切に求めるのかを知りたくなりました。技術者は言いました、「わたしたちが早くこの工程を完成させないと、暴風雨などが来たら、今までの仕事が無駄になってしまいます」。職人たちは言いました、「この乾季の中で数ヶ月以内には大雨はありません」。そして彼らは戻らなかっただけでなく、技術者が心配し過ぎであると責めました。しかし、その日の晩に大きな暴風雨が起き、数日間、日夜降り続け、最終的にすべての工程は、その暴風雨によってきれいに破壊されてしまいました。

友人のみなさん、イエスを信じるのは今のうちです。遅らせようとしてはなりません。なぜなら、あなたは何が起こるかを知らないからです。中国語のことわざにこういうものがあります、「天においては予測できない風と雲があるように、人においては予測できない災難や幸福がやってくる」。聖書でもこう言っています、「明日のことを誇ってはならない.あなたは一日に何が起こるかを知らないからだ」(箴言第27章1節)。

JGW日本福音書房発行「ミニストリーダイジェスト」
第2期第4巻より引用

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