サタンの終局を知る

真理

神は何千年もの間、唯一の目的を持っておられます。それは人と結合し、サタンの権威を打ち破ることです。サタンが堕落した後、神はすでにサタンを裁かれ、またサタンの最後は火の池に行くこと、永遠に滅びることを定められました。神の子供たちは、サタン、悪魔を深く憎み、また神がサタンの終局に対して定めたことを認識している必要があります。わたしたちはキリストと一となって、サタン悪魔のあらゆる行ないに抵抗する必要があります。このために、わたしたちは聖書の中のサタン、反キリスト、偽預言者の終局に関して見てみましょう。

サタンの堕落と神のサタンに対する裁き
サタンは、神が地を創造する前、神によって創造された天使でした。彼が造られた日からの行ないは完全なものでした(エゼキエル二八・十五)。聖書は、サタンを「暁の星、夜明けの子」(イザヤ十四・十二)と呼んでいます。彼は宇宙の「夜明け」、宇宙の最も初期に、天使たちのかしらとして、明けの明星のように輝いていました。彼は神が油塗られたケルブであり、神の被造物の中で最高の地位を持ち、王職だけでなく、祭司職も持っていました(エゼキエル二八・十三―十四)。彼は心の中で高ぶり、自分自身を高く上げて神と同等になることを願い、神に反逆しました。

サタンの反逆は神の彼に対する裁きをもたらしました。エゼキエル書第二八章十五節から十八節で神は言われました、「あなたは創造された日から、不義があなたの中に見いだされるまでは、行ないが完全であった。あなたの貿易が栄えると、あなたの中に暴虐が満ちて、あなたは罪を犯した。そこで、わたしはあなたを汚れたものとして神の山から追い出した.覆っているケルブよ、わたしはあなたを火の石の間から滅ぼした。あなたの心は自分の美しさのゆえに持ち上げられ、あなたは自分の輝きのために知恵を腐敗させた。わたしはあなたを地に投げ、王たちの前に置いて、彼らがあなたをさらしものにした。あなたは不義な貿易での多くの罪科によって、あなたの聖なる所を汚した。それゆえ、わたしはあなたの間から火を出し、あなたを焼き尽くした.こうして、わたしはあなたを見ているすべての者の前で、あなたを地上の灰とした」。イザヤ書第十四章十五節もはっきりと言います、「しかし、おまえ(サタン)はシェオール[陰府]に、穴の奥底に落とされる」。

神のサタンに対する裁きの執行
サタンが神に反逆したとき、神はすぐに彼に対して裁きを言い渡しました。しかし、神はとても長い時間を用いて執行されます。

召会時代において

主イエスは肉体において現され、悪魔のわざを破壊する
ヨハネの第一の手紙第三章八節は言います、「罪を実行する者は、悪魔から出ています.なぜなら、悪魔は初めから罪を犯しているからです。このために、神の御子が現れました.それは、彼が悪魔のわざを破壊するためです」。悪魔サタンは古くから、罪を犯し続けてきました。また罪人を生み出し、彼と共に罪を実行させてきました。ですから、神の御子が現れたとき、悪魔のわざが破壊されました。すなわち、十字架上での死を通して、肉体の中でその邪悪な者から開始された罪を罪定めし(ローマ八・三)、罪の権能、すなわち悪魔の邪悪な性質を滅ぼし(ヘブル二・十四)、罪ともろもろの罪を取り去りました。

主は弟子たちに権威を与え、
敵サタンの力に打ち勝たせる
ルカによる福音書第十章の記載によれば、主が地上で務めをされているときに、彼は七十人を立てて、彼らを二人ずつさまざまな町や場所へと遣わし、彼の務めを各地へと拡大されました。それらの七十人は喜んで帰って来て言いました、「主よ、悪鬼どもでさえ、あなたの御名の中でわたしたちに服従します」。主イエスは彼らに言われました、「わたしは、サタンが天からいなずまのように落ちるのを見ていた。見よ、わたしはあなたがたに、蛇やさそりや敵のすべての力を踏みつける権威を授けた.だから、何ものも決してあなたがたを害することはない」(十七―十九節)。敵には力がありましたが、主は弟子たちに権威を与えて、敵を征服する力を得させました。蛇はサタンと彼の御使いたちを表徴しています(エペソ二・二六・十一―十二)。さそりは悪鬼を表徴しています(ルカ十・十七二〇)。主から与えられた権威を通して、弟子たちは、神がサタンに対して宣告された裁きを執行することができます。

主は彼の十字架上での死を通して、
死の権能を持つ悪魔を滅ぼす
キリストはご自身が血と肉にあずかり、死を通して、死の権能を持つ者、すなわち悪魔を滅ぼされました(ヘブル二・十四)。「滅ぼす」とは、無にもたらす、無効にする、廃棄する、削除する、取り消す、捨てることです。悪魔(蛇)は人を騙し堕落させた後、神は女の子孫が蛇の頭を砕くことを約束されました(創三・十五)。時が満ちて、神の御子は処女から生まれ(ガラテヤ四・四)、肉体と成り(ヨハネ一・十四ローマ八・三)、十字架における肉体の死を通して、人の肉体の中にいる悪魔を滅ぼされました。

この世の王であるサタンは、古い蛇であり(啓十二・九二〇・二)、彼自身を人の肉体の中へと注入しました。キリストは罪の肉の様と成りましたが、肉の罪とは何の分も何の関係もありません(Ⅱコリント五・二一ヘブル四・十五)。キリストの肉の体の中には罪はありませんでしたが、肉体の中で釘づけられました(コロサイ一・二二Ⅰペテロ三・十八)。このようにして、肉と関係のあるサタンとサタンに結びついているこの世は併せて十字架上で裁かれ(ヨハネ十二・三一十六・十一)、またサタンを滅ぼしました(ヘブル二・十四)。同時に、神は、肉において十字架につけられたキリストを通して、人の肉体の中に持ち込まれた罪において、サタンを罪に定めました(ローマ八・三)。

神はサタンを召会の足の下に踏み砕かれる
パウロはローマ人への手紙第十六章において、召会にあいさつした後に言いました、「今や平安の神が速やかに、サタンをあなたがたの足の下に踏み砕かれます」(二〇節)。それはまた、神がサタンを召会生活をしている人の足の下に踏み砕くことを約束されたということです。それはサタンが踏み砕かれることと召会生活とに関係があることを示しています。サタンを対処することは個人的な事ではなく、からだの事です。からだの実際的な出現としての正当な地方召会を持つならば、神はサタンを彼らの足の下に踏み砕くことができ、信者もまた、平安の神を経験し、主の豊かな恵みを享受することができます。

この時代の終わり
この時代の終わりに、キリストの裁きが反キリスト、偽預言者、サタンと彼に従う者たちへと及びます(啓十九・十一二〇・三七―十節)。反キリストは、あの不法な者であり、偽預言者とは反キリストの同労者です。反キリスト、偽預言者、サタンは、悪魔的な三一であり、偽の三一を形成します。反キリストは、非常に魅了し引き付ける力を持ち、多くの従う者を得ます。しかし、そのすべての従う者は、反キリスト、また偽預言者とサタンと共に滅ぼされます。反キリストと偽預言者は、火の池へと投げ込まれる最初の者となります。彼らはキリストと彼の軍勢によって捕らえられました(十九―二〇節)。彼らは、その他の滅びる者のように、死と復活を経過するのではなく、生きたまま火の池へと投げ込まれます。サタンは打ち破られ、縛られ、アビスの中へと投げ込まれます。

大患難の前
男の子がサタンを天から地へと投げ落とす
啓示録第十二章で、ヨハネはビジョンの中で天にいる大きな赤い龍を見ました。それには七つの頭があり、十の角があり、七つの頭には七つの冠をかぶっていました。この大きな赤い龍は、悪魔サタンであり、人の全地を欺く者です。終わりの三年半の大患難が臨む前に、歴代の神の民の中の勝利者で構成される男の子が、復活し天へと携え上げられます。男の子が携え上げられて、戦う者である天使ミカエルとその御使いたちがサタンと天の上で戦います。龍と彼の使いたちは勝つことはできず、もはや天においては彼らに居場所はなく、こうして龍は地へと投げ落とされ、彼の使いたちも共に投げ落とされます(五節七―九節)。このことは第九章一節で言っているように、第五のラッパが始まる時に起こります。第五の御使いがラッパを吹いた時に、一つの星(すなわちサタン)が天から地に落ちてきます。この時、天で大きな声があり、言います、「今、わたしたちの神の救いと力と王国と、彼のキリストの権威とが来た.わたしたちの兄弟たちを訴える者、昼も夜もわたしたちの神の御前に彼らを訴える者が、投げ落とされたからである」(十二・十)。サタンが地に投げ落とされた時、神の王国が来ます。その時わたしたちは、神の救いを完全に享受することができます。

大患難の終わりに、サタンと一である
反キリスト、偽預言者、そしてそれに
従う者たちは、火の池へと投げ込まれる
大患難の終わりに、小羊が花嫁をめとった後に、キリストは戦う将軍として、彼の軍隊としての彼の花嫁(婚宴に招かれた勝利を得た信者たち)を伴って来て、反キリスト、彼の配下の王たち、彼らの軍隊とハルマゲドンで戦われます(十九・十一)。その時には、まだ三人の敵が残っています。それはサタン(龍)、反キリスト(海からの獣)、偽預言者(地からの獣)です。この三者は主に反抗し続けます。反キリストのそそのかしの下で、人は主の主、王の王に敵対して直接、戦いを挑みさえします。反キリスト、偽預言者、十人の王、彼らの軍隊は、小羊と戦います。天にある軍勢が白い馬に乗り、白くて清い細糸の亜麻布を着て小羊キリストに従います。あの獣と地上の王たちと彼らの軍勢はみなハルマゲドンへと集められます。そして彼らと、白い馬に乗る方と彼の軍勢とが戦います。この戦いにおいて、反キリストと彼の軍勢は打ち破られ、そして獣は捕らえられます。また獣の前でしるしを行ない、それによって、獣の印を受けた者や獣の像を拝んだ者を欺いた偽預言者も、捕らえられます。この二人は生きたまま、硫黄で燃える火の池の中へと投げ込まれます。反キリストと偽預言者はサタンよりも先に火の池へと投げ込まれます。彼らは、火の池で滅びる最初の者たちとなります。彼らに従った軍勢は、白い馬に乗る方の口から突き出た剣で殺されます。反キリストが失敗した後に、サタンは縛られて、アビスに投げ込まれ、反逆の地を一掃され、キリストの王国が来ます。アビスは地の中心にあり、サタンはそこに千年間、監禁されます(二〇・一)。

千年王国の後
千年王国の時、地上の国民にはなおも人類の反逆の性質があり、暴露され、きよめられる必要があります。これに続いて、死んだ未信者、死とハデス、悪鬼どもはみな対処される必要があります。千年王国の間に、神は円熟していない信者を懲らしめ対処され、彼らからこの恥を取り除かれ、彼らを円熟へと至らされます。千年の後、サタンは解き放たれ、主に用いられて、反逆の人類をテストし、人の反逆の性質をきよめます。その時、全宇宙におけるいっさいの消極的なものは火の池の中であり、新しい天と新しい地が新エルサレムを伴って現れます。

サタンはその獄から釈放され、
諸国民を欺き、神に反逆させる
アビスは一時的な悪魔のろう獄にすぎません。千年の後、サタンはその獄から釈放されます(二〇・三)。それは、神が人をテストされる最後の道具とするためです。サタンは解放された後に出て行って、地の四隅にある諸国民、ゴグとマゴグを欺き、彼らを戦いのために集めます。その数は海の砂のようです。諸国民は地の全面にわたって上って行き、聖徒たちの陣営と愛されている都を包囲します(八―九節)。この戦いは地上での最後の戦い、人類の最後の反逆となるでしょう。人類の反逆の性質はサタンの最後の扇動によって暴露され、人類に対する主の最後の裁きによって浄化されるでしょう。

エゼキエル書第三八章二節は、ゴグとマゴグがロシュ、メセク、トバルからであって、それはロシア、モスクワ、トボルスクに当たることを示しています。これらの地が「北の果て」であると言っています。啓示録第二〇章八節は、地の四隅にある諸国民をサタンが欺くのは、彼がゴグとマゴグを欺くことを示しています。これは、人類がサタンによって扇動され、神に反逆する最後の反逆であり、ゴグとマゴグが主導権を執り、諸国民がこれに従うことを示しているのでしょう。

その時、諸国民が聖徒たちの陣営と愛されている都を包囲します。聖徒たちの陣営は、勝利の信者たちの一時的な宿営地であり、彼らは地上に陣営を張っている天の軍勢です。愛されている都はエルサレムの都、イスラエルのレムナントの居住地です。勝利の信者たちとイスラエルのレムナントは、千年王国に、地上で神と共に、また神のために立っている神の忠信な民です。千年王国の終わりに、サタンは北の果てから反逆的な人類をそそのかして、神の民を攻撃させます。しかしながら、天から火が下ってきて、これらの反逆者たちを焼き尽くします(九節後半)。

サタンは火の池に投げ込まれる
十節は言います、「そして彼らを欺いた悪魔は、火と硫黄の池へ投げ込まれた.そこには獣も偽預言者もいた.彼らは昼も夜も、永遠にわたって苦しめられるのである」。火の池は、悪魔とその使いたちのために用意されています。獣と偽預言者は、マタイによる福音書第二五章三二節から三三節四一節の「やぎ」と共に、悪魔より千年も早く、その中に投げ込まれます。千年の後、悪魔も火の池の中に投げ込まれます。千年王国の後、人類の反逆の性質は徹底的に浄化され、サタンは火の池に投げ込まれます。

ハルマゲドンの戦いは、来たるべき千年王国へのすべての障害を取り除くでしょう。キリストと彼の花嫁は共に働いて、すべてのごみを火の池に投げ込みます。神の宇宙での清掃は、創世記第一章に始まりました。まず、神はごみを海の中に掃き捨てられました(創一・二)。なぜならその当時、海はこの宇宙の「ごみ箱」であったからです。最終的に、すべてのごみは究極の「ごみ箱」、火の池に投げ込まれるでしょう。マタイによる福音書第二五章四一節で主イエスは言っておられます、「おまえたち、のろわれた者よ、わたしから離れて、悪魔とその使いたちのために用意されている永遠の火の中に入れ」。「やぎ」は悪魔に従ったために、悪魔とその使いたちのために用意されている火の池に投げ込まれます。神は火の池を、宇宙のすべてのごみを処分する「ごみ箱」として用意されました。反キリスト、偽預言者、彼らの軍隊は、「ちり取り」に掃き入れられ、火の池に投げ落とされます。千年王国の後、サタン自身もそこで彼らに加わるでしょう。大いなる白い御座での裁きの後、すべての死んだ未信者も火の池に投げ込まれます。それ以降、もうごみはないでしょう。新エルサレムでは、ごみはありません。あるのは金、真珠、宝石だけです。

記事は日本福音書房発行「ミニストリーダイジェスト」第5期第4巻より引用

タイトルとURLをコピーしました