「わたしがこれらの事をあなたがたに語ってきたのは、あなたがたがわたしの中で、平安を持つためである。世にあって、あなたがたには苦難がある．しかし、勇気を出しなさい．わたしはすでに世に打ち勝っている」（ヨハネによる福音書第16章33節）。
パンデミックの期間、「予防・対策」という言葉はよく聞きます。感染防止の専門家は専門知識と経験によって感染状況の情勢を研究し、先行して予防対策をとり、被害を最小限に食い止め、危機を転換します。
感染防止について、民衆は専門家の意見を必要としています。人生の長い旅路において、わたしたちは将来のことに関して予知することができません。わたしたちにはできませんが、神にはできます。彼は彼の愛する御子であるイエス・キリストをこの世に遣わされました。それは、彼がわたしたちのナビゲーターになることであり、わたしたちの人生のために「対策」をとってくださいます。主イエスはわたしたちすべての人の必要をご存じです。彼は意図的にナインという町に行かれたのは、子を失ったやもめの悲しみを救うためでした。彼は意図的にサマリアに行かれたのは、渇いているむなしい女を尋ねるためでした。彼はまた将来起こる多くのことを前もってわたしたちに伝えて彼の中で平安を得させてくださいます。
それだけではなく、主イエスはわたしたちのために最も重要な「対策」を行なってくださいました。それは、あらかじめ人のために十字架上で死なれたことです。なぜなら、神が人に与えられた定めによれば、人が一度死ぬことと、その後、裁きがあります。友人のみなさん、あなたがどれだけ大きな能力、高い地位、すばらしい成功を持っているとしても、終わりの死と神の義の裁きから逃れることはできません。ローマ人への手紙第５章８節は言います、「ところが神は、わたしたちがまだ罪人であった時に、キリストがわたしたちのために死んでくださったことによって、ご自身の愛を、わたしたちに明らかにしておられます」。イエス・キリストはわたしたちを愛してくださったゆえに、わたしたちのために十字架につけられ、彼の尊い血を流されました。それによってわたしたちの罪は赦され、滅びから免れることができました。彼はまた復活して命を与える霊と成り、彼の死に打ち勝つ復活の命をわたしたちに与えてくだいました。それによって、わたしたちの限られた人生において、永遠の命を得ることができます。
親愛なる友人のみなさん、あなたはこのように祈ることができます、「主イエスよ、あなたは神の御子であり、わたしの救い主と成ったことを信じます。あなたはわたしを愛するゆえに、わたしのために行なったすべての『対策』を受け入れます。あなたに完全に開き、あなたの尊い血によって成し遂げられた贖いを受け入れ、永遠の命としてのあなたを受け入れます。あなたの中で平安、喜び、望みで満たされますように」。
記事は日本福音書房発行「ミニストリーダイジェスト」
第５期第２巻より引用
